"Give me two dollars."
まだこちらに来てから4・5日しかたたないのに、
昨日、それは突如として起こった。
近くの町に出て、信号待ちをしていたら、
一人の女性から「2ドルください」と言われて、びっくりした。
もちろん、私は断った。
実は、私は20年ほど前に、シドニーに住んでいたことがあった。
その時も、よくお金をせびられたことがあった。
私はお金をやらないことにしている。一度やると、さらにせびられたり、
また他の者からもせびられるのを、恐れるのである。
たいてい、"No, sorry." と言えば、引き下がる。さして、恐怖を覚えることはない。
しかし、暗がりで若者からお金をせびられるのは、あまり気持ちの良いもではない。
私は一度、他の人に聞いたこたがある。あなたもこういうことがあるか、と。
ところが、全然ないと言う。
私は考えた。なぜ、私だけがこんなに狙われるのか、と。
私の結論はこうである。
まず、私が日本人であるということ。私は典型的な日本人の顔をしている。
日本人はお金持ちで、気前が良い。恐らく彼らは他の日本人から、
うまくお金をせしめたことがあるに違いない。
One more thing. I look very gentle, mild and generous. Don't laugh.
Hiroshi