80ジジイのつぶやき

80ジジイの毎日の出来事、思ったことなど、徒然なるままに書き記したい。

ホームステイの思い出 (その6) どう猛犬

フィジーでの生活で、もう1つ忘れられないことがある。


学校への行き帰りに、放し飼いされたどう猛な犬が私を悩ませた。

私に吠え掛かってくるたびに、追いやっていた。


私が構うから、ひつように吠え掛かるのだと思い、

いつかそれを無視して、通り過ぎようとした。


そうすると、私の背後から踵に噛みついた。

血が出るほどではなかったが、後でよく見ると

足には歯型が残っており、ズボンの裾には歯型の穴が開いていた。


ホームステイの主人にそのことを話したら、大きな棒を私のために用意してくれた。

私はその棒を、その憎き犬が出没する道端に置いておき、私の身を守った。


今でも、その時履いていたズボンを履くことがあるが、その穴を見るたびに

私に襲いかかった災難を思い出す。

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