犬
私がこちらに来て嫌なことが一つある。
それは犬である。
私はもともと犬は好きなのだ。
だから普通の犬は本能的に私に好意的である。
ところが中にはバカ犬がいて、私に吠えかかるのもいる。
フィジーでは咬まれたこともある。
オーストラリアにも、どうもばか犬がいるようである。
(オーストラリアでは番犬として飼われている犬が多く、
吠えない方がバカ犬かもしれないが)
道を歩いているとき、よく塀の内から吠えられることがある。
たいていは外に出られないようにしてあると思うが、
大型犬と思われるドスのきいた声で吠えられるのは、気持ちの良いものではない。
さらに悪いことには、私がブッシュウオーキングをしているときに、
突然、離された犬が現れるのである。
それは飼い主がそばに誰もいないだろうと思って、鎖から離すのである。
私の方に突進してくると、私はどうしてよいか判らない。
その犬が私に好意的なのか、敵意を持っているのかが判らないからだ。
今までのところ敵意を持った犬には出会っていないのが幸いである。
I am at the mercy of you, Dog!
Hiroshi